哲学なんて知らないはやくん

哲学なんて知らない学生が、哲学の話をします。

ドイツ語で面接等してきた話

ゲーテ・インスティトゥートに行った話

はやくんです。哲学っぽい話を挙げるつもりでしたが急遽変更。ちょっと話させてください。本日、ゲーテ・インスティトゥート東京で春からドイツ語を学ぶべくレベルチェックテストなるものを受けてきました。


まず、会場が青山一丁目駅からわりと遠かった。最初の試練は、たどり着けるのかということでした。結果はちゃんと迷子でした。方向音痴の私にはハードモードすぎたようです。徒歩7分の道を30分かけてなんとかたどり着き、申し込み等を済ましていざテストへ!


内容は4技能って感じで、読み書き聞きをパソコンで、そのあとドイツ人の方と面接って流れでした。いやーできない。普段カントとかバウムガルテンとかハイデガーとか読んでるとはいえ、使えるドイツ語はほぼ頭になかったです。読むのはいけると思ったんですが、リーデイングセクションみたいのは新聞とかそういう読み物は出ずに、文章の穴埋めばかりで、さらにヒアリング能力の乏しい私には全体的に厳しい戦いでした。(あと何気にきつかったのは問題文やテストの受け方の説明が全部英語だったことです。)

 

結果はもちろん散々!一番下のコースだと悟りました。そしてそのテンションのまま面接へ。かっこいいドイツ人の男性に名前を呼ばれ、元気にJa!と返事をし、面接の場所へとことこ。
さて、まず名前を聞かれたので答える。さすがにできる。しかし次に何を聞かれたかわからない。聞き返してやっと、普段はどこでドイツ語を勉強しているのかと聞かれているとわかり、「大学で…」と答える。すると次にドイツ語で何を勉強しているのかを聞かれる。またもや1度では聞き取れず、zum Beispiel…(例えば) まで聞いてやっとわかり、哲学と答える。そしたら哲学の何?と聞かれたのでカントと答える。そしたらなぜカント?と聞かれる。しかし、ここで私はものすごく困りました。なぜカントなのか自分でも明確にわからなくて、うーんうーんと唸りIch weiß nicht (知らん) と答えてしまいました。そしたらゆっくりもう一度同じことを聞かれたので、たぶん質問の内容がわからなかったんだと勘違いして、優しく言い直してくれたようでした。でも実際知らんので、「先生が…カントを…あの…カントを……カンティアンなんです。」と答えて乗り切りました(?) いやーきつかった。本当にドイツ語耳が悪いなと思いました。疲れすぎて夜まで何も食べれませんでしたよ…。
ちなみに結果は一番下のひとつ上でした。うん、まあ妥当。

それが終わって帰りの電車にて、このことをTwitterで呟くと、なんとIch weiseと書いてしまい大先輩カント研究者の方に指摘していただくという事態に…。初歩の初歩のミスです。英語でいえばI don't knowを間違えるみたいなもんです。ひどすぎる…。ハナからなかった自信は曇り空へと分散していきました。


しかし!だからこそ私はゲーテに行ってドイツ語をしっかり身につけなければ、という決意を固めました。たぶん語学は、「まだ私には全然できないから、少しできるようになってから…」ではだめで、むしろ「できないからこそやるんだ!」という意気込みで行かないと身につかないと思っています。今後はゲーテのその後の反省などもブログに書きたいなと思っています。

ドイツ語の学習をしっかりやりたいと思っている人は、ぜひゲーテインスティトゥートを調べてみてください。今日は予定を変更して日記みたいなものになりましたが、次回は今回出す予定だった多様性について書きます。

ではまた。Tschüss! (ちなみに言い忘れてましたが、これはドイツ語でばいばーいって感じのやつです。チュース!という発音)