ドイツ語
メンデルスゾーンはヴォルフ学派に属する思想家であり、ベルリン啓蒙の時代を生きた当時を代表する知識人である。 今回私が抄訳したテキストは、『形而上学における明証性についての論文』(Abhandlung über die Evidenz in Metaphysischen Wissenschat) であ…
道徳論の基礎における明証性 人間が試みるすべての正しい行為において、人間は暗黙のうちに次のような理性による推論をしている。 Aという特性が見出されうる場面は、Bという義務を行うことを要求する。 目の前に生じている事例はAという特性をもっている。…
最近、シラーの『優美と尊厳について』を簡単な訳注つきで全訳しようと試みています。そんなことをしているうちに、ちょっとシラーの倫理学を若干真面目に紹介したくなりました。引用とかしっかりページ数を示していないのは、今回の紹介の内容上のいい加減…
ここに訳出したのは、モーゼス・メンデルスゾーンの「啓蒙とは何か、という問いについて」という短い論文である。できる限りドイツ語の語彙を尊重し、日本語としてもさほど読みにくくならぬよう努力したが、一学生の試訳ゆえ、誤訳や表現上のわかりにくさな…
ゲーテ・インスティトゥートに行った話 はやくんです。哲学っぽい話を挙げるつもりでしたが急遽変更。ちょっと話させてください。本日、ゲーテ・インスティトゥート東京で春からドイツ語を学ぶべくレベルチェックテストなるものを受けてきました。 まず、会…